鉄鋼材料

FC・FCD・FCGの違いをやさしく解説:鋳鉄の種類を性能と用途で使い分ける方法

ねずみ鋳鉄(FC)・球状黒鉛鋳鉄(FCD)・CV黒鉛鋳鉄(FCG)の違いを成分・強度・振動減衰能・加工性で比較。エンジン部品・工作機械ベッド・管材での選定基準と取り違えトラブル事例を具体的に解説します。
鉄鋼材料

高張力鋼(ハイテン)をやさしく解説:490MPa・780MPa・980MPaの種類と自動車・建設での使い分け

高張力鋼(ハイテン)490MPa・780MPa・980MPa各グレードの成分・溶接性・加工性の違いを解説。自動車ボディの部位別選定、建設橋梁での適用、SM490との違い、スプリングバックトラブルの防止まで具体的に紹介します。
金属の知識

熱伝導率をやさしく解説:放熱・断熱で材料が変わる判断基準

ヒートシンクに銅を使うのか、アルミを使うのか。極低温配管にステンレスを使う理由は何か。精密金型で「熱が抜けない」問題の原因が材料にあることもある。熱伝導率は「熱をどれだけ通しやすいか」を示す材料定数で、放熱・断熱・均熱・冷却速度の設計に直結...
溶接

炭素当量(Ceq)をやさしく解説:溶接性の判断基準と予熱温度の決め方

炭素当量(Ceq)の計算式と溶接性の目安を解説。SS400・SM490・S45C・SCM440・HARDOX500のCeq値、予熱温度の決め方、遅れ割れのメカニズムと防止策を具体的に紹介。
鉄鋼材料

低温用鋼・極低温材料の選び方:LNG・液体窒素・水素環境での材料基準

低温用鋼の選び方を温度帯別に解説。-162℃LNG環境の9%Ni鋼、-196℃液体窒素のSUS316L、-253℃液体水素対応のアルミ合金まで、JIS/ASME規格対応と選定チェックリストつき。
表面処理

黒染め(四三酸化鉄処理)をやさしく解説:ねじ・治具に多用される黒色表面処理

黒染め(アルカリ酸化処理)の原理・膜厚・耐食性・向いている用途を解説。ねじ・治具・工具に多用される黒色表面処理の特徴と、他の黒色処理との違いを整理します。
鉄鋼材料

耐摩耗鋼をやさしく解説:HB400・HB500鋼とHARDOXの選び方

耐摩耗鋼HB400・HB500とHARDOXの硬さ・成分・溶接性を比較。建設機械・ダンプ・鉱山機械での使い分け判断軸と、溶接割れを防ぐ施工上の注意点を解説します。
非鉄金属

亜鉛ダイカスト合金をやさしく解説:ADC12との使い分けと小物精密部品での優位性

「小さくて複雑な形状をダイカストで作りたい」——そのとき真っ先に検討すべきなのが亜鉛ダイカスト合金(ザマック)です。アルミダイカスト(ADC12)より融点が低く、金型寿命が長く、肉厚0.5mm以下の極薄形状も安定して成形できます。精密さが求...
銅合金

ベリリウム銅をやさしく解説:なぜ高強度・高導電性が両立するのか

「銅の強度が鋼に近くなったら」——それを実現したのがベリリウム銅です。銅合金でありながら析出硬化後の引張強さが1,100〜1,400MPaに達し、かつ導電率も15〜30%IACS(純銅比)を維持する。精密コンタクトスプリング・防爆工具・半導...
熱処理

時効処理・析出硬化をやさしく解説:アルミ・Cu合金・PHステンレスで硬さが出るしくみ

アルミ合金の2024(ジュラルミン)、ベリリウム銅、SUS630(17-4PH)——これらはすべて「時効処理(析出硬化処理)」によって高強度を得ています。鉄鋼の焼入れと違い、「溶かして急冷し、その後じっくり加熱する」という2段階のプロセスで...