金属のトラブル

脆性破面の種類と読み方:劈開破面と粒界破面が示す危険な破壊モード

脆性破面には劈開破面と粒界破面の2種類があり、それぞれ異なる原因を示します。リバーマーク・ファセット・岩石状模様の見分け方と、低温脆化・水素脆化との関係を解説します。
金属の知識

クリープ破面の読み方:高温粒界損傷が語る長時間破壊の証拠

クリープ破面は高温・低応力・長時間荷重による粒界損傷の証拠です。くさびき型と球状空洞型の違い、粒界ボイドの観察方法、クリープ破面と他の破面の見分け方を解説します。
金属の知識

延性破面(ディンプル破面)の読み方:ボイド合体が刻む破断の証拠

延性破面に見られるディンプルはボイドの核生成・成長・合体の証拠です。ディンプルの形状・サイズ・方向から荷重の種類と方向を読み取る方法を解説します。
金属の知識

疲労破面の読み方:ビーチマークと3ゾーンで破断履歴を解読する

疲労破面のビーチマークは亀裂進展の軌跡です。起点・進展域・最終破断域の3ゾーンを読み解くことで、亀裂発生源と繰返し荷重の履歴が特定できます。
金属の知識

破面解析の基礎:破断の原因を破面から読み解く4つのパターン

金属が破断したとき、破面の形状には破壊の原因が刻まれています。延性・脆性・疲労・クリープの4種類の破面パターンと観察方法、破壊モードの見分け方を解説します。
金属の知識

残留応力のメリット・デメリット──焼き入れ後の鋼に潜む見えない力

焼き入れ後に鋼の内部に残る残留応力は、引張応力なら疲労破壊を加速し、圧縮応力なら疲労強度を高める。熱応力と変態応力の2つのメカニズム、焼き戻しによる緩和、ショットピーニング・窒化での意図的な活用まで解説。
熱処理

残留オーステナイトの功罪:金型が狂う原因と、あえて残すケース

焼き入れ後に残るオーステナイトは「寸法を狂わせる元凶」であると同時に、靱性を守る安全弁にもなる。SKD11・SUJ2・SKH51における残留量の目安、経時変化のメカニズム、サブゼロ処理との使い分け、あえて残す場面まで実務目線で解説。
【便利ツール】

【便利ツール】炭素当量(Ceq・Pcm)計算ツール──溶接割れ感受性を即座に判定

鋼材の炭素当量(Ceq:IIW式)と溶接割れ感受性組成(Pcm:Ito-Bessyo式)をブラウザ上で計算できるツール。成分を入力すると溶接性の判定と予熱温度の目安を表示。SS400・SM490・SCM・SUS430対応。
熱処理

鋳鉄・鋳鋼の熱処理──応力除去・焼ならし・球状化焼なましの選択

鋳鉄(FC・FCD)と鋳鋼(SC材)の熱処理解説。鋳造後の応力除去焼なまし(550〜650℃)、FCD球状化焼なまし、鋳鋼の焼ならし・焼き入れ焼き戻しの条件と目的を解説。加工後の変形防止が目的。
金属の知識

熱処理に関わるJIS規格の読み方──図面・発注・検査で使う規格一覧

熱処理に関わるJIS規格の一覧と読み方。浸炭層深さ(JIS G 0557)・窒化層深さ(JIS G 0562)・高周波硬化層(JIS G 0559)・鋼種規格(JIS G 4404等)の内容と使い方を解説。