熱処理

熱処理

ベイナイトとは──マルテンサイトでもパーライトでもない第三の組織

パーライトとマルテンサイトの中間温度域で生まれるベイナイトの正体。上部ベイナイトと下部ベイナイトの組織・機械的性質の違い、マルテンサイトとの比較、質量効果で芯部にベイナイトが生まれる状況、意図的に利用するオーステンパーまで解説。
熱処理

防炭・防窒処理の指示方法──処理してはいけない箇所を守る技術

防炭・防窒処理の指示方法。ネジ部・嵌合部・薄肉部に浸炭・窒化が及ぶと起きるトラブル、銅めっきマスキング・スラリー塗布・治具マスキングの比較、図面指示の書き方を解説。
熱処理

ミルシートの読み方──熱処理前に確認すべき材料証明書の7項目

ミルシート(材料証明書)の読み方。炉番・チャージ番号・成分実測値の確認方法、焼入性保証(H鋼)の見方、熱処理前に確認すべき7項目を解説。鋼種取り違えのトラブル防止。
熱処理

熱処理で変形・歪みが出る原因と対策|焼入れ・焼戻しの現場トラブルを解説

焼入れ・焼戻し・浸炭などの熱処理で変形・歪みが発生する原因を熱応力・組織変態・残留応力の観点から解説。形状・材料・治具・冷却方法ごとの対策と、変形を許容範囲に収めるための設計・工程管理のポイントを説明します。
熱処理

浸炭層の深さの読み方と指定方法──有効硬化層深さEhtを正しく使う

浸炭焼き入れの「層深さ」はどこまでを指すか。有効硬化層深さ(Eht:550HV基準)と全硬化層深さの違い、図面への記載方法(JIS G 0557)、用途別の目安深さ、硬さトラバース試験の読み方を解説。
【便利ツール】

【便利ツール】硬化層深さ計算ツール──浸炭深さ・高周波浸透深さを瞬時に試算

浸炭深さ(ECD)と高周波焼き入れの参照浸透深さをブラウザ上で試算できる計算ツール。浸炭温度・時間を入力すると有効硬化層深さの目安を表示。周波数からスキン深さを計算。設計・工程計画の参考に。
熱処理

時効処理・析出硬化をやさしく解説:アルミ・Cu合金・PHステンレスで硬さが出るしくみ

アルミ合金の2024(ジュラルミン)、ベリリウム銅、SUS630(17-4PH)——これらはすべて「時効処理(析出硬化処理)」によって高強度を得ています。鉄鋼の焼入れと違い、「溶かして急冷し、その後じっくり加熱する」という2段階のプロセスで...
熱処理

焼戻し脆性をやさしく解説:強度が出ているのに壊れる——鋼種・温度域・トラブルで理解する実務ガイド

「焼入れ・焼戻しは完璧にやった。硬さも規格値どおり。なのに衝撃試験で割れた——」これが焼戻し脆性の本当の怖さです。引張強度や硬さは正常なのに、衝撃や振動に対してだけ脆くなります。破壊は突然やってきます。この記事では、「どの鋼種で」「どの温度...
材料比較・工法比較・選び方

高周波焼き入れをやさしく解説:なぜ表面に圧縮残留応力が生まれるのか

高周波焼き入れを施した部品は、なぜ疲労強度が大幅に向上するのでしょうか?その秘密は、焼き入れ後に表面層に生じる「圧縮残留応力」にあります。この記事では、高周波焼き入れの仕組みから、圧縮応力が生まれるメカニズム、実際の応用事例まで、金属工学の...
材料比較・工法比較・選び方

焼ならしと焼なましをやさしく解説:目的・温度・使い分けを実務から整理する

「焼ならし」と「焼なまし」は名前が似ていますが、目的も結果もほぼ逆です。どちらも加熱してから冷やす処理なのに、冷却方法の違いだけで硬さが30〜50HBWも変わります。「どちらを指示したか」「どちらで処理されたか」が食い違うと、機械加工ができ...