SKD11

熱処理

焼き入れをやり直したいとき──再焼入れの4つのリスクと正しい手順

焼き入れをやり直すときに起きる4つのリスク(結晶粗大化・脱炭・変形・割れ)と、焼なましを挟む正しい手順。材料別の再焼入れ可否、回数制限の目安、そして「やり直しに至らないための初回熱処理設計」を解説。
熱処理

焼き入れ前組織が品質を左右する──バンド組織・球状化・ネットワーク炭化物

焼き入れ前の組織(前組織)が、焼き入れ後の硬さムラ・靱性・割れリスクを決める。球状化炭化物組織・バンド組織・ネットワーク炭化物の違い、鍛造品と鋳造品の組織差、素材検収で前組織を確認する方法を解説。
熱処理

焼き戻し温度の選び方──低温・中温・高温で何が変わるか

焼き戻し温度が低いほど硬さを維持し、高いほど靱性が上がる——このトレードオフの詳細。低温(150〜200℃)・中温(300〜450℃)・高温(500〜700℃)焼き戻しの変化、焼き戻し脆性の温度域、用途別の選び方を解説。
熱処理

焼き入れ後の放置は禁物──夜泣き割れ(遅れ割れ)のメカニズムと防止策

焼き入れ後に時間が経ってから突然割れる「夜泣き割れ(遅れ割れ)」。残留応力と水素脆化が重なるメカニズム、焼き入れ後30分以内の焼き戻しが必要な理由、発生リスクの高い材料と条件、防止チェックリストを解説。
熱処理

残留オーステナイトの功罪:金型が狂う原因と、あえて残すケース

焼き入れ後に残るオーステナイトは「寸法を狂わせる元凶」であると同時に、靱性を守る安全弁にもなる。SKD11・SUJ2・SKH51における残留量の目安、経時変化のメカニズム、サブゼロ処理との使い分け、あえて残す場面まで実務目線で解説。
金属のトラブル

熱処理後の研削条件管理──研削焼けを防ぐ切込み・送り・砥石選定

熱処理後の研削条件管理。研削焼けの発生メカニズム、焼き入れ鋼向けの砥石選定(CBN・WA砥石)、切込み深さ・テーブル送りの目安、ナイタル腐食による検査方法を解説。
鉄鋼材料

SKD11とSKD61の使い分けをやさしく解説:冷間型と熱間型で金型鋼が変わる理由

SKD11(冷間工具鋼)とSKD61(熱間工具鋼)の成分・硬度・靭性・熱疲労特性を比較。冷間プレス型・ダイカスト型・鍛造型での選定基準、取り違えトラブル事例、代替可否マトリクスを具体的に解説します。
熱処理

焼戻し脆性をやさしく解説:強度が出ているのに壊れる——鋼種・温度域・トラブルで理解する実務ガイド

「焼入れ・焼戻しは完璧にやった。硬さも規格値どおり。なのに衝撃試験で割れた——」これが焼戻し脆性の本当の怖さです。引張強度や硬さは正常なのに、衝撃や振動に対してだけ脆くなります。破壊は突然やってきます。この記事では、「どの鋼種で」「どの温度...
材料比較・工法比較・選び方

SKD11とSKS3をやさしく解説:空冷か油冷か・金型が変形する前に知っておく選定ガイド

SKD11とSKS3をやさしく解説SKD11とSKS3は、焼入れ後の硬さがどちらも60〜63HRC前後と似ています。ところが金型で使うと「変形した」「エッジが欠けた」という結果の差が出ることがある。その理由は硬さの数字ではなく、クロム量の差...
材料比較・工法比較・選び方

DC53とSKD11の違いをやさしく解説:靱性と耐摩耗性のバランスで選ぶ

「冷間金型鋼といえばSKD11」という常識を変えたのがDC53です。大同特殊鋼が開発したDC53はSKD11の弱点である低靱性・高温焼戻し時の硬さ低下を改善した改良型冷間ダイス鋼です。この記事で2つの違いと使い分けをやさしく解説します。SK...