工具鋼

熱処理

残留オーステナイトの功罪:金型が狂う原因と、あえて残すケース

焼き入れ後に残るオーステナイトは「寸法を狂わせる元凶」であると同時に、靱性を守る安全弁にもなる。SKD11・SUJ2・SKH51における残留量の目安、経時変化のメカニズム、サブゼロ処理との使い分け、あえて残す場面まで実務目線で解説。
鉄鋼材料

SKH51 vs 粉末ハイス──高速度工具鋼の選び方

溶製ハイスSKH51と粉末冶金製粉末ハイスの違い。炭化物分布・靱性・研削性・コストの比較、「SKH51で足りる用途」と「粉末ハイスに切り替えるべき用途」の判断基準を解説。
鉄鋼材料

SKD11とSKD61の使い分けをやさしく解説:冷間型と熱間型で金型鋼が変わる理由

SKD11(冷間工具鋼)とSKD61(熱間工具鋼)の成分・硬度・靭性・熱疲労特性を比較。冷間プレス型・ダイカスト型・鍛造型での選定基準、取り違えトラブル事例、代替可否マトリクスを具体的に解説します。
鉄鋼材料

高速度工具鋼(SKH)をやさしく解説:SKH51・SKH55・SKH57の違いと選び方

SKH51・SKH55・SKH57(高速度工具鋼・ハイス)の成分・硬度・耐摩耗性・耐熱性を比較。エンドミル・ドリル・タップ・ブローチへの選定基準、Co添加の効果、超硬工具との使い分けを具体的に解説します。
鉄鋼材料

プリハードン鋼(NAK80・P20)をやさしく解説:焼入れ不要な金型鋼が選ばれる理由

プリハードン鋼(NAK80・P20)の成分・硬度・加工性・鏡面仕上げ性を解説。焼入れ不要の金型鋼がプラスチック射出成形金型に選ばれる理由と、SKD11・SKD61との使い分け基準、溶接補修の注意点を具体的に紹介します。
表面処理

黒染め(四三酸化鉄処理)をやさしく解説:ねじ・治具に多用される黒色表面処理

黒染め(アルカリ酸化処理)の原理・膜厚・耐食性・向いている用途を解説。ねじ・治具・工具に多用される黒色表面処理の特徴と、他の黒色処理との違いを整理します。
非鉄金属

タングステンとは? 融点最高・工具鋼・超硬で使われる理由と現場の選定基準

タングステンとは? 融点最高・工具鋼・超硬で使われる理由と現場の選定基準全金属の中で最も高い融点(3422°C)を持つタングステン(W)。「超硬工具の主成分」「工具鋼の合金元素」「TIG電極棒」——さまざまな場面で活躍するタングステンの特性...
材料比較・工法比較・選び方

SKD11とSKS3をやさしく解説:空冷か油冷か・金型が変形する前に知っておく選定ガイド

SKD11とSKS3をやさしく解説SKD11とSKS3は、焼入れ後の硬さがどちらも60〜63HRC前後と似ています。ところが金型で使うと「変形した」「エッジが欠けた」という結果の差が出ることがある。その理由は硬さの数字ではなく、クロム量の差...
材料比較・工法比較・選び方

焼ならしと焼なましをやさしく解説:目的・温度・使い分けを実務から整理する

「焼ならし」と「焼なまし」は名前が似ていますが、目的も結果もほぼ逆です。どちらも加熱してから冷やす処理なのに、冷却方法の違いだけで硬さが30〜50HBWも変わります。「どちらを指示したか」「どちらで処理されたか」が食い違うと、機械加工ができ...
材料比較・工法比較・選び方

DC53とSKD11の違いをやさしく解説:靱性と耐摩耗性のバランスで選ぶ

「冷間金型鋼といえばSKD11」という常識を変えたのがDC53です。大同特殊鋼が開発したDC53はSKD11の弱点である低靱性・高温焼戻し時の硬さ低下を改善した改良型冷間ダイス鋼です。この記事で2つの違いと使い分けをやさしく解説します。SK...