鉄鋼材料

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低温用鋼・極低温材料の選び方:LNG・液体窒素・水素環境での材料基準

低温用鋼の選び方を温度帯別に解説。-162℃LNG環境の9%Ni鋼、-196℃液体窒素のSUS316L、-253℃液体水素対応のアルミ合金まで、JIS/ASME規格対応と選定チェックリストつき。
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耐摩耗鋼をやさしく解説:HB400・HB500鋼とHARDOXの選び方

耐摩耗鋼HB400・HB500とHARDOXの硬さ・成分・溶接性を比較。建設機械・ダンプ・鉱山機械での使い分け判断軸と、溶接割れを防ぐ施工上の注意点を解説します。
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快削鋼(SUM材)をやさしく解説:硫黄が切削性を上げる理由と使い分け

自動盤・CNC旋盤で大量に削り出すボルト・ピン・シャフトに使われる「SUM材」。S45CやSCM440と同じ機械構造用鋼に見えますが、切削性を上げるために硫黄(S)や鉛(Pb)を意図的に添加した専用鋼です。この記事では、快削鋼がなぜ切れやす...
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ばね鋼(SUP材)をやさしく解説:種類・熱処理・ショットピーニングとの関係

コイルばね・板ばね・トーションバーなどのばね部品に使われる専用鋼材がばね鋼(SUP材)です。S45CやSCM440と同じ「機械構造用鋼」に見えますが、ばね設計特有の要求——繰り返し荷重への耐性(疲労強度)と弾性限界の高さ——に特化した成分設...
材料比較・工法比較・選び方

SPCC・SPHC・SGCCの違いをやさしく解説:冷延・熱延・亜鉛めっき鋼板の正しい選び方

板金部品の材料を選ぶとき、「SPCCとSPHCはどちらでもいいの?」「SGCCって同じ鋼板じゃないの?」という疑問はよく出てきます。この3種類の鋼板は、同じ低炭素鋼を素材としながら、製造プロセスと表面状態が根本的に異なります。どれを選ぶかに...
材料比較・工法比較・選び方

SUS304とSUS316の使い分けをやさしく解説:塩化物環境で304が錆びる理由と316の選び方

SUS304とSUS316は、どちらもオーステナイト系ステンレス鋼の代表格です。見た目も強度もほぼ同じに見えますが、塩化物(Cl⁻)を含む環境では腐食速度が大きく変わります。海沿いの建物でSUS304の手すりに孔食(ピッティング)が発生した...
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SNCM439をやさしく解説:NiとCrとMoの組み合わせが大型軸に必要な理由

φ80mmのクランク軸をSCM440で調質したのに、使用中に折れた——こうした破損事例の多くは「直径が大きくなると、SCM440では焼入れが内部まで届かない」という焼入れ性の限界によるものです。SNCM439はこの限界を突破するために、Ni...
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SCM440をやさしく解説:S45Cとの違い・調質鋼を選ぶ軸径の境界と熱処理の実務ガイド

「S45CとSCM440、どちらを使えばいいか」——この問いは軸径と荷重の大きさで答えが変わります。S45Cで十分な場面にSCM440を使えばコスト増、SCM440が必要な場面でS45Cを使えば強度不足で破損につながります。この記事では、S...
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焼入れ性とは? 軸径と鋼種の選び方・硬さ不足と焼割れのトレードオフをやさしく解説

「S45Cは焼入れできるが、大きな断面では内部まで硬化しない」——これは焼入れ性の問題です。軸径が大きくなれば、同じ鋼種でも内部の硬さが急激に落ちます。この記事では「どの径でSCM系に上げるか」「冷却を強くすると何が起きるか」という設計判断...
材料比較・工法比較・選び方

SKD11とSKS3をやさしく解説:空冷か油冷か・金型が変形する前に知っておく選定ガイド

SKD11とSKS3をやさしく解説SKD11とSKS3は、焼入れ後の硬さがどちらも60〜63HRC前後と似ています。ところが金型で使うと「変形した」「エッジが欠けた」という結果の差が出ることがある。その理由は硬さの数字ではなく、クロム量の差...