材料工学

非鉄金属

ステライト(コバルト基耐摩耗合金)をやさしく解説:超硬工具でも削れない材料の正体と使いどころ

ステライト(Stellite)はケンナメタル社の登録商標で、「コバルト基耐摩耗合金」の代名詞として業界で広く定着しています。超硬工具でも加工が難しいほどの硬さと、高温環境への強さを兼ね備えるのがこの材料の最大の特徴です。この記事では、ステラ...
鉄鋼材料

耐熱鋼の種類と選び方をわかりやすく解説:クリープ・高温酸化から守る材料設計の基本

耐熱鋼は「高温でも強度を保つ材料」というだけではありません。高温酸化・クリープ・熱疲労という高温特有の劣化メカニズムそれぞれに対応した材料設計の産物であり、発電・石油・化学・航空宇宙という産業の基盤を支える材料群です。この記事では、耐熱鋼の...
ステンレス

二相系ステンレス鋼(デュプレックス)をやさしく解説:オーステナイト+フェライトの「弱点相殺」設計とは

二相系ステンレス鋼(デュプレックスステンレス)は、オーステナイト相とフェライト相の2種類の金属組織を同時に持つ、ユニークなステンレス鋼です。「2つの組織を持たせるとどんな良いことがあるのか」「なぜ石油・ガス・海洋分野で急速に採用が進んでいる...
鉄鋼材料

オーステナイト系ステンレス鋼をやさしく解説:SUS304から高合金グレードまでの特徴と選び方

オーステナイト系ステンレス鋼は、ステンレス鋼全体の中で最も広く使われている系統です。SUS304・SUS316という記号は知っていても、「SUS304LとSUS304の違いは?」「SUS316とSUS316Lをどう使い分けるか?」「SUS3...
鉄鋼材料

ステンレス鋼の種類と使い分けをわかりやすく解説:5系統の特徴と選定基準

ステンレス鋼は「錆びにくい鋼」として幅広く使われていますが、SUS304・SUS316・SUS430・SUS440Cなど種類は非常に多く、「どれを選べばよいのか」と迷う場面が実務ではよく出てきます。ステンレス鋼は5つの系統に分類され、それぞ...
鉄鋼材料

SNC・SNCM材をやさしく解説:ニッケルを加えると何が変わるのか、SCMとの使い分けまで

SCM材(クロムモリブデン鋼)の上位グレードとして知られるSNC・SNCM材ですが、「なぜニッケルを加えると性能が上がるのか」「SCMとどう使い分けるのか」を整理できている方は多くありません。SNC・SNCM材の特性を決める鍵は「低温靭性」...
鉄鋼材料

クロムモリブデン鋼(SCM材)をやさしく解説:S45Cでは届かない大断面・高強度の理由

図面に「SCM440調質」と書いてある。なぜS45Cじゃダメなのか——答えは断面サイズにあります。SCM材はクロム(Cr)とモリブデン(Mo)を添加した合金鋼で、S45Cが焼入れで均一に硬化できない「大断面・高強度」の場面を担います。記号の...
鉄鋼材料

圧延鋼板(SPCC・SPHC等)をやさしく解説:記号の読み方から使い分けまで

家電の外装・自動車のボディ・電気制御盤のケース——身の回りの金属製品のほとんどに圧延鋼板が使われています。しかし「SPCCって何の略?」「SPHCとSPCCは何が違うの?」と聞かれると、答えに詰まる方も多いのではないでしょうか。この記事では...
鉄鋼材料

SS400とSM400の違いをやさしく解説:図面・見積・発注で迷わないための実務判断ガイド

SS400とSM400はどちらも引張強度400 N/mm²以上の普通鋼材で、「どっちでも同じでしょ」と思われがちです。しかし図面にSS400と書いてあるだけで、溶接構造物を作ろうとしたら発注先に断られた——そんな場面が実際の現場では起きます...
銅合金

アルミニウム青銅をやさしく解説:海と産業が信頼する銅合金の特性と選定基準

CAC702・C95400・CuAl10Fe5Ni5——これらはいずれもアルミニウム青銅の規格記号です。船舶のプロペラ、石油プラントのバルブ、産業機械の歯車など、過酷な環境で長期間使われる部品に広く採用されています。この記事では、アルミニウ...