応力腐食割れ

非鉄金属

ハステロイとインコネルの使い分け:選定フローと現場の判断基準

どちらもNi基合金ですが、同じつもりで選んだ結果、深海油田の配管が溶接部の応力腐食割れで失敗した——そういう事例が実際に起きています。ハステロイは「耐食性の極限」を追求した設計、インコネルは「高温強度と耐食性の両立」を目指した設計。この設計...
銅合金

真鍮(黄銅)をやさしく解説:亜鉛量でこんなに変わる銅合金の基本

真鍮(しんちゅう)は、銅と亜鉛を合わせた合金で、「黄銅」とも呼ばれます。美しい金色の光沢と優れた加工性を持ち、蛇口・バルブ・楽器・アクセサリーなど、私たちの身のまわりに広く使われています。この記事では、真鍮の種類や特性、代表的なJIS規格グ...
ステンレス

SUS304とSUS316の使い分けをやさしく解説:「Moが入るから耐食性が高い」だけでは終わらせない環境別の判断基準

「SUS304かSUS316か」——この材料選定は設計現場でよく迷うポイントです。どちらもオーステナイト系ステンレスで、見た目も加工性もよく似ています。違いはモリブデン(Mo)の有無だと分かっていても、実際にどんな環境で選択が分かれるのかが...
ステンレス

二相系ステンレス鋼(デュプレックス)をやさしく解説:オーステナイト+フェライトの「弱点相殺」設計とは

二相系ステンレス鋼(デュプレックスステンレス)は、オーステナイト相とフェライト相の2種類の金属組織を同時に持つ、ユニークなステンレス鋼です。「2つの組織を持たせるとどんな良いことがあるのか」「なぜ石油・ガス・海洋分野で急速に採用が進んでいる...
鉄鋼材料

フェライト系ステンレス鋼をやさしく解説:「Niなし・安価・磁石につく」ステンレスの実力

フェライト系ステンレス鋼は「Niなし・安価・磁石につく」という特徴で知られますが、オーステナイト系の「廉価版」というわけではありません。高温酸化耐性・応力腐食割れへの強さ・熱膨張係数の低さなど、オーステナイト系にはない固有の優位点を持ってい...